アパート・マンション経営は危険

●アパート・マンションはオススメしません!

せっかく建築していただけるのであれば、より建築費の高いアパートやマンション、ビルといったものを建てていただく方が、企業としてはありがたいものです。しかし、私どもトライクは、オーナー様にはそれらのものは絶対にオススメしません!

理由は簡単です。オーナー様のリスクが高すぎること、入居者の目線に立っていないことです。

1、アパート・マンション経営はリスクが高すぎる

賃貸経営をしていく上で、もっとも悩むのは空室対策です。単純に1ヶ月空室になったとすると8.3%の収入減になってしまいます。どんないい物件でもアパート・マンションは空室が出るものです。しかも、近年の少子高齢化と賃貸の競争激化でリスクは高まる一方です。

その対策として、修繕を行うことがありますが、これも大きな出費になります。また、共用部分の維持管理などランニングコストも大きくなります。

よく、「一括借り上げ」や「10年間家賃保証」などを売りにする建設会社がありますが、これらサブリースという制度も保証金の補填のため建築費が割高になったり、空室が多くなると大規模修繕を迫られたり、保証家賃を引き下げられたりと、問題になるケースが後を絶ちません。

また、経営がうまくいかなくなった万一のときも、手放すという選択肢しかなく、出口戦略がありません。そうなると、大切に受け継いできた土地を含め、すべて失うことになりかねません。出口戦略のない賃貸経営は危険です。

2、入居者の目線

国土交通省の調査によると、国民の多くの人が戸建に住むことを希望しています。しかし、賃貸物件のほとんどがアパートなどの共同住宅です。しかも、アパート経営のブームは年々高まり、現在はバブル期並みの年間アパート着工数となっています。これは、オーナー様が「満室」を想定して計画を組んだり、「一括借り上げ」や「家賃保証」制度を取り入れる人が増えたりしたことによると思われますが、そもそもアパートに入居者のニーズがあるとはいえません。ニーズのない経営は破綻します。